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思いつき(ヲイ)でパラレルを書いてみましたが、いつも思うのですがパラレルの需要ってありますでしょうか・・・
いえね、私は好きだからまったく問題は無いんですが、やっぱり苦手ーって言う人っていると思うのですよ。
苦手といわれてもまったく気にしないのが私なのですが、基本チキンな私としてはクレームが来るのが怖かったりするのですよ。
過去に本当にクレームが来た時は泣きそうだったからね。
いや、泣いた。
言葉の悪さでは無いのですが、あまりの注文の多さにそんなの知らんわ。私のサイトだからそんな細かくあんたの要望なんぞ聞く意味が判らん。そんなに文句言うのなら自分で作れ!
と、開き直るくらいの・・・やっぱり罵詈雑言だわね。
そんな事があってパラレルを書く時はいつも躊躇ったりします。
なのでパラレル注意と警告をします。
おっさん総受ワンダーランド。
苦手な方は見る前に逃げてください!
いえね、私は好きだからまったく問題は無いんですが、やっぱり苦手ーって言う人っていると思うのですよ。
苦手といわれてもまったく気にしないのが私なのですが、基本チキンな私としてはクレームが来るのが怖かったりするのですよ。
過去に本当にクレームが来た時は泣きそうだったからね。
いや、泣いた。
言葉の悪さでは無いのですが、あまりの注文の多さにそんなの知らんわ。私のサイトだからそんな細かくあんたの要望なんぞ聞く意味が判らん。そんなに文句言うのなら自分で作れ!
と、開き直るくらいの・・・やっぱり罵詈雑言だわね。
そんな事があってパラレルを書く時はいつも躊躇ったりします。
なのでパラレル注意と警告をします。
おっさん総受ワンダーランド。
苦手な方は見る前に逃げてください!
森と言う場所は地形的からか人が少ないからとか自然に恵まれてるとか、とにかく沢山の理由で魔物が多く住んでいる。
街が人の住む場所なら森がそのように、街に魔物が入ってこれば排除するように森に人が入れば魔物によって排除される。
とてもわかりやすい世界のルールだが・・・
「ちょっとこれは多いんでないの?!」
最初こそ戦って切り抜けていた凛々の明星だったが、減るどころか徐々に増えていく魔物についに逃げ出す始末。
超好戦的な若干二名に付き合うつもりだったがさすがにこの状況の悪さに苦情を吐きながら森の外に向って逃げ出すも、さすがは森の住人達。人よりも大きな体を左右に揺らしながら木々の隙間を縫うように追いかけてくる。
こっちはいくら小回りが聞くといえども既に散々戦闘をした後の疲れた体ではただ走って逃げるのも一苦労。
更に追い討ちをかけるように先ほどから呼吸が上手く出来ないでいる。
足を止めてもこのまま走り続けてもどの道明るい未来は少ないなとはははと笑みを零せば、先頭を走っていた青年が不意に振り向いた。
黒曜石のような何処までも黒く、そして美しいまでの鋭い輝きが零れ落ちんばかりに見開いたかと思えば世界が回った。
「レイヴンっ!!!」
呼ばれたのは誰の名前だっただろうか。
漆黒の絹糸が大きな弧を描いて振りむいたかと思うもその姿はどんどん遠くなる。
そして訪れるだろう衝撃よりも先に暗黒の闇が訪れた。
「い、おい、大丈夫か?」
頬をぺちぺちと優しく叩かれて意識が浮上する。
ゆっくりと瞼を開ければ広がる世界に生きている事に感謝して、息が止まる。
だって目の前にいた人物は・・・
「団長、ほかに怪我人はいませんでした」
「そうか。それよりも救護班は」
「こんな崖の下じゃむりだっつーの。救護班が来るのを待つより上につれて言ったほうが早いんじゃねえか?」
「頭を打ってるんだ。そんな事をしたら危ないじゃないか」
「ふむ。となるとだ。君、これを食べれるか?」
差し出された紫色のグミを口元に押し付けられて、半ば義務的に口を開ける。
ゆっくりと咀嚼して飲み込めば甘ったるいはずのグミの味よりも鉄錆の味が広がった。
押し付けてきた人物はそれを見て漸くほっとしたように息を零した。
「これはあくまでも応急処置的なものだ。とりあえず今は崖を登って上に上がろう」
とはいうものの膝に力が入らない。
いや、まずその前にだ。
二人の若者を連れた男の背に乗せられ、落ちないようにと体とロープでしっかりと止められた。
何処か懐かしい匂いと見覚えのある鈍い銀色の髪。大丈夫かと心配する落ち着いた声音と紅玉のような赤い瞳。
驚きのまま声が出せないでいればそれさえ心配するように大丈夫だと向けられた笑みに思わず照れて顔を横に向ければ、これも知った黒の長髪の青年が何の冗談だろうか騎士団の鎧に身を包み、もう一人の金髪の若者と一緒に俺を背負う男を補佐するように手伝っていた。
夢にしてはあまりにも現実味の無いものだ。
ひょっとしてこれが俺の願望だったのかと思うも、俺を背負う人物は既にこの世の人では無い。
となると俺も青年達も既に・・・考えてその可能性を排除した。
何とか崖の上まで登れば赤い鎧をまとう騎士団に迎えられ、城はもうすぐだからとロープを外した体を抱え上げて騎乗の人となった俺は背中を預ける紅玉の瞳の男を見れは大丈夫だと静かに微笑んでいた。
夢なら覚めてくれ・・・
言葉には出さないで揺られていれば、やはり少し血を多く流しすぎていたのだろう。
背中から伝わる温もりも相成っていつしか瞼を閉じていた。
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