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実は連続で予約投稿しているのですが、二つ目の投稿を確認して初めて気が付きました。
いつの間に広告常時貼り付けになってたんでしょwww
それだけ放置していたってことでしょうけど<殴!!!
そういやなんかいろいろ変更になりましたってメールが来てたけど読みもしなかったからな・・・
関係ないけどこのパソコンの変換機能おかしい。
常時が情事だって・・・
パソコンの性能が悲しくなってくるよ。いや、それは私の話か・・・
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パソコンの性能が悲しくなってくるよ。いや、それは私の話か・・・
町に着き宿屋を決めれば夜まで自由時間にする。
折角知らない土地に来たのだ。
野宿するよりゆっくり休める時は休んでいきたいのも心情だし、城の外は初めての嬢ちゃんにとっても勉強するには丁度良い時間だ。
嬢ちゃんにはリタっちとジュディスちゃん。カロルにワンコもついて行ってるから心配もなく、フレン君は地元の騎士団の詰め所に顔を出してくるというし、パティちゃんはいつの間にか冒険に行ってしまっていた。
気が付けば青年と二人残されていて
「夕飯まで何か食っとくか?」
「そうね。ちょっと小腹もすいたし何処か入る?」
言ってもまだ酒場が空いてる時間でもない。
何所に行くか青年に任せれば庭の綺麗な店へと連れてこられた。
女の子なら喜びそうな店にちょっと腰が引けるが、生憎繁盛している時間でなかったために客は他には見られず、すぐにウエイトレスが注文を取りに来てランチメニューは終わってしまっていたものの店の主人の心遣いでランチメニューの残りにありつける事になった。
「そう言えば最近青年とこうやってご飯食べる機会ってなんか多くない?」
ふと思い出す。
この町もだが、その前の町も、そのまた前の町でも青年とこうやって向かいながら食事をしていた。
「そうか?んなこと気にした事なかったが」
山盛りのパスタをぐるぐるとフォークに巻きつけて食べる豪快さはさすが若者だと感心してしまう。
メインの肉料理に齧り付く姿は微笑ましいものがあり、おっさんはほっこりと香草と共に焼かれた白身の魚に舌鼓を打つ。
やっぱりこう言う美味しい物を食べると人間幸せになれるよねと、どこか少し物足りなさそうな青年におっさんのパスタを半分贈呈すればサンキュと一言。あっという間に食べてしまった。
「だけどよく食べれるわねえ」
「そうか?」
一人前以上食べてそのスタイル。女性陣に恨まれるわけだととても口に出して言えない事を思っていれば
「デザートになります」
ウエイトレスの女の子が色とりどりの宝石にも似たプチケーキの盛り合わせを持ってきてくれた。
アイスにケーキにムースにプディングにクッキー・・・
一口サイズとは言えこうも並べられると嗅覚からの情報に眩暈がしてくるも、見た目は芸術と言っても言い程見事なデコレーションだ。
これだけサービスしてくれた店主の為にもたまには一つぐらい食べてみるかとフォークに手を伸ばして木苺の真っ赤なケーキをすくい上げれば
「あ」
「へ?」
正面に座る青年の何処か泣きそうな顔。
一瞬何が起きたか判らなかったもののその視線はフォークに乗るケーキへと一直線。
えーと、つまりこれは・・・
「せ、青年・・・あーん」
口へと運ぼうとした物を青年へと向ければ、さっきまで泣きそうだったのに何処か嬉しそうに大きな口を開けて待っていた。
「美味しい?」
コクンと首を縦に振る青年のあまりに幸せそうな顔。
至福といわんばかりにキラキラと瞳を輝かせるその顔は少年と言ってもいいほどあどけなく、そんな顔を無謀にも見せられてしまえば
「ほら、おっさんのも食べなさい」
最後のお楽しみを堪能する青年の姿にこれが狙いなら言ってくれればいいのにとほろ苦いコーヒーを啜りながら苦笑した。
+++++
最後のお楽しみはおっさんのデザートでした。
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